2011-08-07 19:05:02
人の温かさに涙した日
今朝、店からの帰宅途中に財布を落とした。
まったく気づくはずもなく、家事を終えてコンビニに行こうと
バッグから財布を取り出そうと手を入れたら「ない!?」久々にテンパった。
どうしよ、どうしよ。
あたふた、あたふた。
人っていうのはピンチの時こそ、冷静さと行動力を試される。
そして同時にバチがあたったのだと思い知らされる。
とにかくやらなくては!
カード会社に電話したり、銀行にも電話したり。
緊急なのに、妙にスローな口調で何度も心の中で
「早く!早く!」ってせかしてばかり。
ようやく全ての連絡を終えて、近くの警察署に届け出をしに行こうと
自宅の階段を降りたら、バイクに乗った見知らぬおじさんがうちの建物を
ちらちら確認している。
不審者?と思う気持ちより、とにかく先を急ぐことだけが頭を支配していた。
バイクのおじさんと目があった時「○○さんじゃないかと思って」と声をかけてきた。
一発でピン!ときた。
聞くと、私の財布がバイクのおじさんの家の前に落ちており、
おばあちゃんを美容室に連れて行こうと車を出した時に見つけたそうだ。
警察署に行くと手続きに時間がかかるから、財布に入っていた免許証の
住所から104で問合わせをしたけど届け出がなくて(ごめんなさい、家電は
登録してないんですよ)住所をたどって、私を探しに来てくれたそうだ。
おじさんに財布を手渡されて、涙がポロポロこぼれ号泣してしまった。
「中身確認してみて」おじさんに言われ、全て無事だった。
泣きながらも名前を伺ってお礼をして、わずかばかりの謝礼を手渡した。
おじさんは「いいよ!いいよ!その気持ちだけでいいよ!」と何度も
突き返してきたけど、私の気持ちは、おさまらなかった。
この暑い中、他人の為に貴重な時間を裂いて「私」という人を急いで
探してくれたんだと思うと。心が熱くなった。
私は、おじさんの心遣いに何とか感謝の形を渡したかったのだ。
ここのところ、
自分の前を去って行く人ばかり、見送っているような数年。
人との繋がりの難しさと大切さを痛感し、
自分は必要とされていないと思う日々。
心からおじさんの人の温かさに感謝したくてたまらなかった。
たいした出来事ではないけど。
人にはドラマがあるんだと思いたい。
来ることも、去ることも「意味がある」と思いたい。
そして、やっぱり私は人に優しい人でありたい。
それは決して言動だけじゃなく、ハートで本気で向き合う姿勢なのだと思う。
おじさん、本当にありがとう。